無添加ドッグフードのメリット
無添加ドッグフードとは字のごとく、添加物を一切使用していないドッグフードの事です。
ここでいう添加物は、酸化防止剤、保存料、香料、着色料などの事をいい、特に人工的につくられたものの事を指します。
ドッグフードは基本的に原材料に肉を使用しているので、酸化防止剤や保存料が含まれていないと長期的な保存はできません。
ただ、人工の添加物の中には、発がん性物質が含まれているなどの長期的に摂取すると健康被害を及ぼす危険性があります。
法的には安全地内であれば健康被害が出る事はないとされていますが、人では食品には使用不可になっているものもドッグフードでは使用可になっています。
こういった点も専門家や愛犬家が無添加を選ぶ理由となっています。
人工の酸化防止剤や保存料は犬の健康を考えれば必要ないものですが、ドッグフードを長期保存するためには必要不可欠です。
そこで、無添加ドッグフードは自然な食材の中にハーブなどの抗酸化作用があるものを使用することで犬の健康被害を及ぼす危険性を排除しつつ、ある程度の長期保存ができるようにしています。
天然の酸化防止剤としては、、ビタミンCやビタミンE・クエン酸・コーヒー豆摘出物などがあり、無添加のドッグフードではこれらの成分が含まれています。
着色料に関しては、犬の視力は動体視力は人よりも優れていますが、静態視力や色を識別する能力は低く、目の前に飼い主や家族がいてもぼんやりに鹿顔を認識することはできません。
なので、鮮やかな色を付ける意味はありません。
つまり着色料は犬のためではなく、鮮やかにする事で飼い主や家族の購買意欲を刺激するために使用されているのです。
犬の事を考えれば着色料を使用していないドッグフードを選ぶ事がメリットがあるといえます。
香料についても自然な食材の臭いだけで十分なので、香料を特別加える必要はありません。
添加物は犬の健康被害を及ぼすものですが、実際には疾患に罹患しやすくなったり、毛並みが悪くなったりといったものもあります。
毛並みは、犬の健康を現すバロメーターなので、毛並みが悪いという事は犬の体調が悪いことを示しています。
また、無添加ドッグフードのほとんどで使用されている食材が厳選されていて、アレルゲンとなるものが含まれていなかったり、使用されている食材も人用として販売されてもいい高品質なものが使用されています。
ただ、保存料がない分、人工の酸化防止剤や保存料ほどの長期保存はできないのがデメリットです。
なので、無添加ドッグフードの複数まとめ買いをする事は、食餌量が多い大型犬や超大型犬以外ではしないほうが無難です。